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“COMME des GARÇONS HOMME PLUS” tweed switching wool jacket 1995AW SLEEP期

¥42,800 税込

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1995年AW SLEEP期
数字やパジャマスタイルに
当該ジャケットのようなウールジャケットを見に纏ったコレクションは
まさにSLEEP(睡眠)を意図しており
1994AWの今もなお語り継がれる傑作の
通称縮絨期に続き、その前衛さが話題を呼ぶコレクションとなりました。

ここで2001年に放送された、
川久保玲の挑戦という
当時のコレクションを主体として
コムデギャルソンという会社自体に密着取材した
個人的には傑作のドキュメンタリー番組があります。

コムデギャルソンは特殊な会社でして
デザイナーは川久保玲本人のみ、
その直下にパタンナーが複数人いるという
非常に特殊な組織構造をとっています。
(基本的にはクリエイティブディレクターがイメージを作り、
デザイナーがラフ画等を作成し
そのデザイン画に基づき
パタンナーが服の原型を作成する構図と思います)
その中で川久保玲氏が口頭のみで
パタンナーに対してコレクションに向けて打ち出す案件は非常に思想的かつ抽象的で、
その言動や川久保氏の思想を模索してパタンナーが服の形を作り上げる、
というのがコムデギャルソンの服の作り方でして
他のブランドと比較すると、その組織構造は極めて特殊なんですね。

そして当該ドキュメンタリー番組において、
川久保玲氏本人がインタビューに受け答えしているシーンがありまして
「(現場の)みなさんちょっとお疲れですから、精神的にリラックスできるような、そんなコレクションにしましょう、みたいなざっくりとした提案をします」
みたいな発言をされたのを強く覚えています。

個人的には、
このリラックスできるようなコレクション
に該当するのがこの当該1995AWのSLEEPだと思っていて
秋冬コレクションにおいてはその1年前が
あの名作とされる縮絨期でして
服を縮ませる
という意図したこともない発想や視点
それに対し服を作り上げる現場の精神力は
ただものではなかったのではないかと想像できます。

その次年度がこのSLEEP期と
打って変わって服に安らぎを求めるようなデザインですから
この川久保玲氏のインタビューにおける
抽象的なコレクションはこのシーズンなんじゃないかと。

あくまで想像の範疇ですが、、

とまあ余談は置いておいて
切り替えに肉厚ウールの多色ツイード
(恐らく夢想の幻想的な世界観を表現しているのでは)
台襟無しの開襟でラフに着やすい
SLEEP期としては数字がかかれたアイテムが評価高いですが
まさに当該シーズンを暗喩的に意図したデザインのジャケットだと思います。

【状態】
目立った汚れやダメージはありません

【生産国】
日本製

【素材】
ウール

【サイズ表記】
S(実寸M-L相当)

【採寸】(平置き)
肩幅 47
袖丈 60
裄丈 78
腕周り 29
身幅 55
着丈 73

※写真の着用者は身長179cm痩せ型です。

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