2021/12/30 02:35

前編からはや2週間が経過し

かこうかこうと心の中ではせいでいましたが
なかなか手がつけられなかったことを
お詫び申し上げます

(前編と同様、古着屋さんやお店の名称がたびたび出てきますが

すべて敬称略であることをお許しください)


Born in N.Y.がかつて2階にあった

古民家の丁字路についた。

この通りは喫茶店が軒を連ねている印象である

とりあえず時間も15時と

良い具合の時間となり

娘の機嫌も悪くないので

どこかしらのカフェで一服することとした


路上では若いカップルとよくすれ違う

彼等もどこかでコーヒーでも、といった印象だ

老舗のうてな喫茶店を窓からのぞいてみたが

すでに若い女性たちで満席の様相であった

この時間帯となると空いている喫茶で茶をしばくのは至難の業か

等と少しばかり不安がよぎりつつも

ゆるりとコーヒーをたしなむ人たちを一瞥しつつ

ふらふらと探す


細い路地裏に踏み入れ角を曲がると

ちょっとした銀杏並木が目に飛び込んだ

あまりにも唐突だったので

きれい、すごいな等

月並の感想しか出てこなかった


こじんまりとはしているが

白龍大神神社の真横ということもあり

どこか神聖にも感じた


そうこうしているうちに

サロンカフェ零という喫茶店に空きがあったので

入店させていただいた


店内は木造のアンティーク調で

非常に落ち着いた雰囲気である


幸い娘はすやすやと夢の中にいるようで

ゆっくりすることができそうだ


写真は正式名称を失念してしまったが

ラムレーズンを添えたティラミス

ラムと甘さを控えたティラミスは

ここまで相性がいいのかと驚かされた

食べ終わった後は

小1時間ほど店内を眺めたりして

雰囲気を楽しんだ


娘が重たい瞼を開かせ

そこそこに良い時間であったため

帰路につくこととした


非常にとりとめのない内容で大変恐縮である


今回中崎町を久しぶりに訪れて

軒を連ねる店舗が様変わりしていたのは勿論のこと

行き交う人々の装いの変化を

まざまざと見せつけられた気がした


単純に

私が知らない世界がそこにあり

私の時間が止まっていたと云える


話が飛躍するが

老害と呼ばれる人たちが若者達に

昔は〜〜だったと回顧することを

よく疎まれる傾向にあるが

あれは遠い思い出が時代と共に褪せてしまう

寂しさのようなものを感じているのではと

今回の散策を通じて実感した


しかし時間や時流は残酷で

当人を待ってはくれない

時代は移ろいでいくことに対し

日々敏感に察知して

経験を通じて咀嚼し

総合的な価値を継続して提供しなければならないと

改めて実感した次第である