2021/12/13 11:49



(古着屋さんやお店の名称がたびたび出てきますが

すべて敬称略であることをお許しください)


昨日、久しぶりに中崎町にいった。

妻と娘を連れての3人。

娘ははじめての中崎町になる。

生後9か月の娘なので、まあ記憶には残らないだろう。

それでも少しでも界隈の雰囲気を感じてくれたらと、

半ば私のエゴでつれていった。


午前中は家事やら育児やらやることが多く

気づけば12時を回ってしまった。

急いで家を出て電車に乗り、JR大阪駅につく。

阪急百貨店を抜けて人混みを掻き分け

ようやくpigstyがある高架下につく。

高架下に目をやると、ファミリーマートに向けての光景が目に入る。

人の数はなんとなく多い気がした。


それにしても、私が娘を抱っこしていたのだが

20になる頃から半ば狂ったように訪れていた地を

娘を抱っこして、

家族というかたちで再訪することが少し感慨深かった。


行き交うお洒落をした若者達を横目に

さびれた高架下をくぐり

noon cafeにいるカップルなんかに目を遣る。

ここの高架下は

薄暗いがどことなくお洒落で

すれ違うお洒落な人をみたりして

多少なりとも高揚するかんじが昔から好きだ。


今日は特にプランはない。

昔からここを何も当てもなくぶらぶらするのが半ば趣味みたいなものだ。

ファミリーマートの交差点を抜け

TAUがある方へ歩をすすめたところ

軒を連ねる建屋の雰囲気に、あれ、と訝しんだ。

私の記憶では、古民家が建ち並んでいた記憶だったが

目にした光景は

渋谷にいる若者が好みそうな

カラフルでキャッチーな飲食店や雑貨屋が

所狭しと軒を連ねていた。

中崎町には何度か一緒にきたことがある妻に

こんな店なかったよな

と独り言混じりにいったが

あまり記憶にないのか、うーんとだけいって

特に反応はなかった。

入っている人たちもやはり20代の若者が多い。

そういえば中崎町ではやたらと奇抜なファッションをした人達が多少なりともといたもんだが

あの人たちはどこにいったのだろうか。

そんなことを思いながらてくてくと歩き

昔たしかBorn in N.Y.が2階にあった

古民家がある丁字路につく。


つづく